[ 2009/02/23 ]
降圧目標![]() 診察室血圧 家庭血圧 若年者・中年者→130/85mgHg未満 125/80mgHg未満 高齢者 →140/90mgHg未満 135/85mgHg未満 糖尿病患者 CKD患者 →130/80mgHg未満 125/75mgHg未満 筋梗塞後患者 脳血管障害患者→140/90mgHg未満 135/85mgHg未満 家庭血圧は診療血圧よりも優れた生命予後の予知因子であると報告されており、さらに臨床での応用が期待されている。
WHAT IS 高血圧?・・・・・静かに忍び寄る”高血圧”にご注意! 高血圧は特別な症状が出ない事が多く、サイレントキラーと呼ばれる程です。 知らない間に血管や心臓に負担がかかり、やがて突然、脳卒中や心臓病の発作を起こす場合があります。血圧が高いと言われたら、自覚症状がなくても治療を開 始。原因となる食塩の取りすぎ、肥満、運動不足、アルコールの飲み過ぎ、ストレスなどを解消して下さい。 @ 高血圧は心臓と血管に負担!・・・・高 血圧の状態を放っておくと、心臓は高い血圧に対抗して働く為、負担がかかり次第に機能が低下します。また、血管にも高い圧力がかかる為、血管壁が厚くなり 動脈硬化を起こします。その結果、心不全・腎臓病・脳梗塞などにかかり易くなります。高血圧とは、上(収縮期)が140mgHg以上、下(拡張期)が 90mgHg以上の場合を言います。 A 治療は、まず食事療法が大原則!・・・・治療を開始するには、まず食事療法が必要。塩分を控え、栄養バランスのとれた食事を摂り、アルコールを控えます。肥満気味の場合は減量を!禁煙も是非必要です。 B さらに、定期的に適度の運動を!・・・・運動をすると、その時は血圧は上がりますが、続けていると普段の血圧が低くなっていきます。(トレーニング効果)。体操、早歩き、水泳、テニス、軽いジョギング等を無理なく定期的に行います。
併用療法 降圧目標の達成の為には、多くの場合は2〜3剤の併用が必要です。その際、少量の利尿薬を積極的に使用した方が良いです。副作用の発現を抑え、降圧効果を増強する為には、適切な薬剤の組み合わせ(併用療法)が良いです。 2剤の併用・・・@Ca拮抗薬、A利尿剤、BARB,Cβー遮断薬、DACE阻害薬 @とA、@とB、@とC、@とD、AとB、AとD |