[ 2010/11/09 ]
糖尿病というと、尿に糖に尿が出る病気と考えられがちですが、これは糖尿病のひとつの症状のひとつにすぎません。重要なのは、血液中の糖分が(血 糖)が異常に高い状態(高血糖)が続くこと・・・。高血糖を放っておくと目や腎臓の障害、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。高血糖は腎臓から出さ れるインスリンというホルモンの働きが低下して起こります。インスリンの働きは血糖を利用するのに欠かせません。インスリンの働き以上に過食すると、血中 の糖分が利用されずに残り、やがて尿に混じって出ていきます。腎臓から出されるインスリンの働きに見合った量の食事をしていれば、糖分は十分利用され、高 血糖を防ぐことが出来るのです。 システム・・・・・・インスリンと糖尿病 1、 消化吸収された糖分は血液で全身に運ばれます。筋肉や脂肪細胞には受容体というキャッチャーがいて、インスリンの働きにより糖分を取り込んで利用します。 2、多食い、まとめ食い、欧米型の脂肪の多い食事、肥満・運動不足などは、キャッチャーの働きを悪くし、インスリンが来ても糖分を利用することが出来にくくなります。 3、腎臓は、血液中に一定以上の糖分がある限り、インスリンを出す為、働き続け、やがて疲れてインスリンを出せなくなってしまいます。 過食やまとめ食いを改め、肥満や運動不足を解消することが、キャッチャーの働きを良くします。こうして、インスリンが効率的に使われ、腎臓に余分な負担をかけないようにすることが、糖尿病の食事療法・運動療法なのです。 ポイント・・・・1日3食同じ位に分けて、適量を! A、 1日3食 B, 野菜は毎食 C,副食(魚・肉・豆腐など)は1食に1皿 D、主食は適量 E, 油を使った料理は1日2品まで F,牛乳・果物は決められた量を G,嗜好品はルールを決める ケース・・・・献立の改善は、ほんの少しの工夫から |