胃・十二指腸潰瘍とは　・・・・　胃・十二指腸潰瘍は消化性潰瘍ともいい、胃酸が胃や十二指腸の粘膜を食物と同じ様に消化して傷つけてしまう病気です。胃潰瘍は、胃角部に、十二指腸潰瘍は十二指腸球部に良く出来ます。

原因は・・・・・・１、ヘリコバクター・ピロリ菌感染　　粘膜の障害を引き起こします。　　２、非ステロイド系抗炎症薬の副作用　粘膜の抵抗性が弱くなります　　　３、ストレス　　胃酸などの攻撃因子が増え、防御因子である粘膜の分泌が弱まります。

放っておくと・・・・自然に治る事もありますが、再発することも多い病気です。放置して潰瘍が進行し、胃壁に穴が開けば大出血を起こす事もあります。潰瘍が出来ているようなら、早めに適切な治療を受けましょう。

治療の方法は・・・・・潰瘍の治療に関する治療を中心に行います。　　

　　　１、ピロリ菌の感染には、除菌を行います　　　２、薬物による潰瘍なら薬物の中止を試みます。

　３、ストレスを減らす様な生活習慣を心がけます　　４、胃・十二指腸潰瘍に負担をかけない食事にします。

　　　ポイント１．　　アルコール飲料、炭酸飲料、カフェイン、熱すぎる物、酸っぽい物、香辛料、味の濃い物、冷たすぎる物

　　ポイント２、　　　　　消化の良いものを食べる様にしましょう。　　　固くないもの、胃内停滞時間のより短いもの、食物線維の少ないもの

　ポイント３、　　　栄養素がバランス良く取れる様にしましょう。　　障害を受けた粘膜の回復の為にも、特にたんぱく質、ミネラル、ビタミンなどは不足しないように気をつけましょう。