[ 2010/12/11 ]
感染性胃腸炎は冬場に流行 ノロウイルスなどによる感染症胃腸炎(吐気、嘔吐、下痢、腹痛など)は、例年冬に流行します。 近年、発症者が増えており、平成18年から19年の 冬にかけて、乳幼児や高齢者を中心に大流行しました。 ノロウイルスの感染経路 ノロウイルスは、口から入って嘔吐や下痢を起こします。お腹の中で増えたノロウイルスは、感染者の吐物や便と共に対外へ出ます。 貝などによる食中毒・・・・・ノロウイルスを内臓に蓄積した貝(二枚貝)などを十分に加熱しないまま、食べる事により起こります。 ヒトからヒトへの感染・・・・感染者(症状 が出ない人でも)が十分に手を洗わないで調理し、その食品を介して感染が広がることがあります。 感染者の吐物や便に含まれたウイルスが付着し、ヒトからヒトへと感染することもあります。 流水・石鹸による手洗いで予防しましょう 帰宅後、トイレ後、そして食事前や料理をする前に、流水・石鹸による手洗いを行う事が大切です。 手の洗い方 流水で汚れを落とし、石鹸を使って十分にこすり洗いをしましょう。 手を拭くタオルは、共有せず、ペーパータオルを使うか、個人用タオルを使いましょう。 水道の蛇口は洗う前の手で触れているので、手と一緒に洗うか、ペーパータオルで蛇口を締め、手を再び汚さない様にしましょう。 発症したときには・・・・ 感染約1〜2日後に嘔吐、吐気、下痢、腹痛などの症状が現れます。症状が続く機関は通常3日以内と短く、発熱はあまり高くありません。また、感染しても症状が現れないままの人もいます。 乳幼児や高齢者が発症すると症状が重くなったり、吐物をあやまって喉につまらせるなどの危険もあります。 水分補給が大切・・・・・感染性胃腸薬の特効薬やワクチンはなく、対症療法しかありません。下痢による脱水症状に気をつけて、水分と栄養を補給する事が大切です。 回復後も感染予防を心がけましょう。・・・・・・ノロウイルスは、症状回復後も便中に残る性質があります。トイレ後の手洗いを十分にするなどして、感染を広げないことが大切です。 嘔吐物や便の処置で気をつけたい事 手袋やマスクでしっかりガード 加熱消毒・塩素系消毒剤で消毒を 冬場に吐気、嘔吐、下痢、腹痛などが見られたら、感染症胃腸炎の疑いがありますので、早めに医師を受診しましょう。 |