[ 2010/12/14 ]
前立腺肥大症とは・・・・ 前立腺は、尿の通り道(尿道)を取り巻くように存在し、主に前立腺液(精液の一部)を分泌したり、筋肉の収縮により排尿を調節したりしています。 前立腺肥大症とは、加齢と共に肥大した前立腺が尿道を圧迫し、おしっこが出にくいなどの症状が現れる病気です。トイレの事が気になったり、夜中に何度も起 きるなど、生活の質(QOL)を著しく低下させる事も少なくありません。 前立腺肥大症の治療 薬物療法 α1遮断薬 薬物療法の第一選択薬。前立腺などの筋肉の過剰な収縮を抑えて尿道を広げ、諸症状を改善します。効果は比較的早い。 坑男性ホルモン薬 肥大した前立腺を小さくして尿道を広げ、諸症状を改善します。効果が現れるまで時間がかかります。 植物製剤・漢方薬・アミノ酸製剤 炎症・むくみを抑えます。作用機序は未解明。 外科的治療 経尿道的前立腺切除術(TUR-P) 標準的手術法。尿道から電気メスを入れ、肥大した前立腺を削りとります。1週間前後の入院が必要です。 その他 レーザー療法、温熱療法があります。 日常生活における留意点 1、水分は適度にとる。就寝後トイレに起きる方は、夕方以降水分を控える。 2、アルコールの飲みすぎや、刺激の強い食品は避ける。 3、バランスの良い食事を心がける。 4、適度な運動をして、j規則正しい生活を心がける。 5、長時間同じ姿勢(ドライブ)で座らない。 6、おしっこは我慢しない。 7、身体(特に下半身)を冷やさない。 8、便秘にならないように気をつける。 9、他の病気で治療を受ける場合は、医師・薬剤師へ相談する。 前立腺肥大症の主な症状 1、 おしっこをした後にまだおしっこが残っている感じがある。 2、 おしっこをして2時間以内にもう一度しなくてはならない。 3、 おしっこが何度も途切れる。 4、おしっこを我慢するのが、難しい。 5、おしっこの勢いが弱い 6、おしっこの時におなかに力を入れる 7、夜中におしっこをする為に何度も起きる
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