[ 2011/01/06 ]
花粉症のメカニズム 私達の体は、異物「抗原」が侵入すると、これと反応する物質IgE抗体を作る仕組みがあります。 花粉から溶け出した抗原が、鼻の粘膜にある肥満細胞の表面に付着しているIgE抗体と結合すると、肥満 細胞から化学物質が分泌され、これがくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、異物感、などの症状を引き起こすのです。 1、花粉が喉や鼻から入ってくる 2、リンパ球が花粉を侵入者と認識する 3、リンパ球がIgE抗体を作る 4、IgE抗体が肥満細胞にくっつく 5、再び花粉が侵入 6、化学物質「ヒスタミンなど」が分泌される 花粉症の様々な抗原 日本・・・・・60種類の植物により花粉症を引き起こす スギ→1・2・3・4・5月 ヒノキ→1・2・3・4・5・6月 カモガヤ→3・4・5・6・7・8・9・10・11月 ブタグサ・ヨモギ・カナムグラ→8・9・10月 花粉症症状チェック くしゃみ・・・・連続して起こり回数が多い くしゃみ・鼻汁型 はなみず・・・・サラサラでいくらかんでも出てきます くしゃみ・鼻汁型 鼻づまり・・・・両方の鼻が完全につまり、鼻で息が出来ない 鼻閉型 目の症状・・・・涙がポロポロ出て、強いかゆみ、充血が起こる。 花粉の飛散シーズンを乗り切るために 薬物療法 初期療法・・・・・・・花粉が飛び始める2週間前からアレルギー性鼻炎治療薬を服用すること で、軽減できる 発症を遅らせる事が出来る、飛散量の多い時期の症状を軽く出来る 併用する薬の量や回数を少なく出来る 初期→ 第2世代抗ヒスタミン薬・・・・アレルギー性鼻炎治療薬 症状が重い→点鼻薬+抗ヒスタミン薬 導入療法 ・・・・・・強い症状をまず和らげましょう 症状が強くなって始める治療・・・・・・第2世代抗ヒスタミン薬 経口ステロイド薬、局所ステロイド薬 点鼻薬 維持療法・・・・・・症状が軽くなってからも薬の服用を続けましょう アレルギー性治療薬、局所ステロイド薬・点鼻薬 減感作療法・・・・・抗原「花粉」を除々に増やしながら、注射してアレルギー反応を弱める方法で 2〜3年かかる。 手術療法・・・・・・鼻の粘膜の一部を切除して頑固な鼻づまりを解消する方法 日常生活の注意点 室内でのポイント 外に干した洗濯物は花粉を良く落とす 飛散の多い時は窓や戸を閉めておく 規則正しい生活を心がけ、ストレスをためない 帰宅後は、必ず手洗いやうがいを励行 室外でのポイント 花粉が多い日の外出はなるべく避ける 外出時、ウールなどのコートは避ける 外出時には、マスクや眼鏡、帽子を着用 衣服・ペットなどに付着した花粉を室内に持ち込まない |