[ 2011/07/04 ]
★アルツハイマー病の進行
初期 記憶の中心的役割を担う海馬をはじめ、大脳辺縁系が萎縮して、その後大脳皮質へと 広がっていきます。 この萎縮した領域に対応するように、記憶障害に引き続き、様々な認知機能障害が加わります。
1、近時記憶障害(特にエピソード記憶) 最近のことが覚えられない 2、実行機能障害 料理の手順が分からない。電話のかけ方が分からない 3、視空間認知障害 複雑な図形を模写できない。近所で迷子になる 4、言語障害 指示語が増える。 物の名前が分からなくなる 5、知的機能障害 計算障害、失効、書字障害 さらに、症状が進行→周囲に対する認知が出来なくなる。 会話が通じなくなり、無言になる。
海馬、海馬傍回など、大脳辺縁系が萎縮 ↓ 大脳皮質(前頭葉、側頭葉)の萎縮 ↓ 大脳皮質全体が萎縮 |