[ 2011/09/08 ]
★花粉症を含めたアレルギー性鼻炎の発症機序
アレルギー性鼻炎は、喘息やアトピー性皮膚炎と同じく、アトピー型(アナフイラキシー型) アレルギー疾患の1つである。 花粉やダニなどの原因となる物質(抗原)が体内に入るとアトピー体質のヒトでは抗原と反応する タンパク質であるIge抗体が作られる事を「抗原に感作される」という。 Ige抗体は、肥満細胞の表面に結合して、アレルギー性鼻炎では鼻粘膜内に存在する。 感作された個体に再び抗原が入ってくると抗原とIge抗体が反応して(抗原抗体反応)、 肥満細胞内からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出される。 化学伝達物質が、神経、血管、腺組織などに作用して、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを 生じる。
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