脳梗塞の基礎知識

脳梗塞とは　首や脳の血管がつまって血液が流れにくくなり、脳組織の一部が死んでしまう病気です。　組織が崩れた部位により手足が麻痺したり、呂律 が回らなかったり、半身の感覚が鈍くなることがあります。発症は、突然です。　症状が出たら、すぐに救急車を呼んで専門病院へ搬送してもらいましょう。原 因として、頚動脈が動脈硬化で細くなっている場合や、心臓に危険な不整脈が隠れている事などがあります。

脳梗塞の再発予防と薬

脳梗塞の再発予防の基本は「脳梗塞のリスク管理」と「坑血栓療法」です。リスクとなる高血圧、糖尿病、高コレステロール血症に対して、降圧薬、血糖 降下薬、スﾀチン(コレステロール降下薬)、などのお薬が処方されます。坑血栓療法として、血液をサラサラにするお薬には沢山の種類があります。いずれも 出血に注意が必要です。便の色が黒や赤の場合は、それぞれ上部消化管(食道、胃、十二指腸)や下部消化管(小腸・大腸)からの出血を示しているので、早め に医療機関を受診しましょう。

生活における注意点

お薬の飲み忘れは禁物です。飲み忘れないようにしましょう。また、勝手に中断しても危険です。中断が必要な時は必ず担当医と相談しましょう。ワー ファリンを内服されている方は納豆、クロレラ、青汁などのビタミンK含有量の多い食品をさけましょう。喫煙は血栓症の大きな危険因子です。禁煙を徹底しま しょう。