[ 2013/04/13 ]
ビタミンD3外用薬の適正使用
活性型ビタミンD3は、表皮細胞の増殖抑制と分化誘導作用の他に、炎症性サイトカインの調節など 多様な作用を有します。 ビタミンD3外用薬は表皮細胞の異常増殖と分化を正常化させます。 適応性 乾癬ほか 種々の炎症性角化症など 軽症から中程度の乾癬治療の第一選択薬となっています
主な副作用 高カルシウム血症 塗布時のピリピリ感 各製品添付文書には、1週間または1日の使用上 限量が記載されています。
ステロイド外用薬とビタミンD3外用薬をうまく組み合わせることで治療効果を高め、 かつ副作用発現リスクを軽減することが可能です。
組み合わせ例 朝晩で塗りわけ 、または 混合 ステロイド + ビタミンD3 ↓ ビタミンD3 ステロイド ↓ ビタミンD3 ステロイド外用薬で早期に寛解導入し、徐々にビタミンD3外用薬に移行する 方法が用いられます。 (シークエンシャル療法)
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