[ 2013/07/03 ]
乾癬
疾患 乾癬は皮膚が赤くなって盛り上がり(紅班)、表面に銀白色にフケのようなもの(鱗屑) が出来て、ポロポロと剥がれ落ちる(落屑)慢性の皮膚疾患です。 約半数の患者は痛みを訴え、見た目の問題から患者のQOLを著しく低下させます。 なお、人に感染することはありません。
治療 中等症までの尋常性乾癬では、ビタミンD3外用薬が第一選択となります。 さらに、ステロイド外用薬をうまく組み合わせることにより治療効果を高め、かつ、 副作用発現リスクを軽減することが可能です。
光線療法(PUVA療法、ナローバンドUVB)との併用も有効です。 重症例や増悪時には必要に応じて内服療法や生物学的製剤を使用します。
個々の患者の状況に応じて、患者のニーズに合った治療法を選択します。
同一の治療法を長期間行うことによる副作用の発現を防止するため、 一定期間ごとにほかの治療法に変更することも有効といわれています。 (ローテーション療法)
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