[ 2013/07/04 ]
皮膚真菌症
疾患 皮膚真菌症は真菌(カビ)による皮膚感染症です。 白癬やカンジダ症などの浅在性皮膚真菌症と深在性皮膚真菌症に分類されます。 白癬は皮膚真菌症の90%以上を占める皮膚糸状菌が原因です。感染した部位によって 足白癬、手白癬、股部白癬などに分類されます。
治療 白癬治療の基本は抗真菌薬の外用です。 ただし、爪白癬、角質増殖型足白癬などは、抗真菌薬の内服適応となります。 白癬の確定診断は顕微鏡を用いた直接鏡検で行います。見た目で容易に判断しては なりません。
びらん、湿潤がある場合はステロイド外用薬などで病変を改善させてから抗真菌外用薬を 使用します。
症状がなくなったように見えても白癬菌は各層で生き残っています。 そのため、外見的に患部がきれいになってからも1〜2ヶ月は外用薬治療を継続します。
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