[ 2013/07/09 ]
接触皮膚炎手湿疹
疾患 接触皮膚炎は何らかの刺激物質または抗原が皮膚に接触することによって湿疹性の炎症反応が 起こることをいいます。 前者を一時刺激性皮膚炎、後者をアレルギー性皮膚炎と呼びます。
手湿疹(手荒れ)は、一時刺激性接触皮膚炎の一種です。水仕事や洗剤、医薬品などの頻用に より手指角層のバリア機能が低下することにより、乾燥や外部刺激による角化、指紋の消失、 ひび割れなどの症状が見られます。
治療 接触皮膚炎は原因物質の同定と排除が治療の基本となります。 原因物質の同定にはパッチテストを行うことがあります。
炎症の程度に応じてステロイド外用薬を使い分けます。 手指は角層が厚く軽皮吸収率が低いためStrongやVery strongのステロイド外用薬を 使います。
症状が激しい場合は専門医の指導のもとに短期間のステロイド薬の内服を併用します。 痒みが強い場合は抗ヒスタミン薬を内服します。
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