[ 2013/07/24 ]
夏に多い子供の病気
感染症 夏に増える子供の病気は沢山あります。特に夏風邪の原因となるのが、「エンテロウイルス」に よる感染症です。 口の中に斑点が出来、高熱を主訴とする「ヘルパンギーナ」やプール熱と呼ばれる「アデノウイルス」 による咽頭熱(発熱、咽頭炎、結膜炎)、さらに発熱に伴う様々な発疹(突発性発疹、蕁麻疹、多形紅 班等 )が見られる「発疹性熱性疾患」も要注意です。
皮膚病 夏場の代表は、「汗疹」です。汗による接触性皮膚炎です。 汗疹に細菌感染が合併したものに「とびひ」があります。とびひは正式には「伝染性膿痂疹」と 呼ばれ、黄色ブドウ球菌によることが多いと言われています。また、放置しておくと広がってくるので 早めに治療しましょう。さらに、家族にも感染するのでタオルなどは別にしましょう。 健常な皮膚にはブドウ球菌は付着しにくいのですが、あせも、湿疹、虫さされ、擦り傷などがあると 付着しやすくなります。夏場の湿疹等ができた際には、皮膚を清潔に保ち、適切に治療してとびひに なるのを予防しましょう。
熱射病 毎年夏になると公園で遊んでいて倒れてしまう記事や車中で死亡する赤ちゃんの記事が新聞に 載るのを見かけます。 夏の直射日光の下では、車中の温度は温室効果で60度以上になってしまいます。体温の調節機 能が未発達な赤ちゃんは周囲の温度に影響を受け、体温が上昇して、容易に熱射病になって しまうので十分に気をつけましょう。 |