[ 2014/7/15 ]
検査の内容と検査結果の見方 7
胸部X線検査 この検査で分かること X線は放射線の一種で、空気や脂肪は通過して骨や筋肉には吸収されるという性質があります。 これを利用して、胸部にX線を放射して撮影し、異常陰影の有無を調べる検査です。 検査は数分で終わりますが、X線を使用するため、妊娠したり妊娠の可能性がある人は受けることが 出来ません。異常陰影があった場合は、広がり具合や部位、濃度、境界などを調べます。 また、心臓の大きさ、位置、形なども分かります。
上部消化管、下部消化管X線検査 この検査で分かること 上部消化管X線検査 バリウムという液体と胃を膨らませる発泡剤を飲んだ後、食道、胃、十二指腸といった上部消化管 の内面を造影して異常の有無を確認します。 バリウムがスムーズに流れれば、異常はありませんが、ポリープなどの突起や潰瘍などのくぼみが あると画像に変化が現れます。この場合は、さらに詳しい検査が必要となります。
下部消化管X線検査 肛門からバリウムと空気を入れ、上部消化管と同様、ポリープなどの突起や潰瘍などのくぼみが ないか調べます。前日から検査食と下剤を飲み、大腸内をきれいにしておくなど、事前準備が必要 です。 また、これらの検査後にバリウムを排泄させるため、下剤を飲みます。出来るだけ、水分を多く取る ようにしましょう。
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