[ 2014/7/16 ]
検査の内容と検査結果の見方 8
内視鏡検査 食道・胃・十二指腸を調べる上部消化管視鏡検査と、大腸を調べる下部消化管内視鏡検査がありま す。炎症や潰瘍・癌・ポリープなどの有無がわかります。 上部消化内視鏡は、胃カメラ検査とも呼ばれ、口または鼻から内視鏡を入れ、食道・胃・十二指腸の 状態をカメラで直接観察します。疑わしい病変がある場合、その一部を採取して顕微鏡で確認し、悪 性かどうかを調べる病理組織検査を行うこともあります。 下部消化管内視鏡は、肛門から内視鏡を入れ、直腸から盲腸までの大腸の内部を内視鏡で直接に 大腸内をきれいにするために、下剤を飲むなどの事前処理が必要になります。
腹部超音波検査(エコー) 腹部の皮膚表面に超音波を発信する装置をあてて、その反射波(エコー)を受信してコンピューター 解析により、臓器を画像化する検査です。 肝臓、すい臓、腎臓の腫瘍や、胆のうの胆石などの有無を調べます。 5分から10分程度で手軽にできる検査のため、腹部以外にも利用されますが、超音波は骨や空気を 透過しにくく、頭部や肺には不向きな検査です。
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