[ 2015/5/21 ]
TTT/ZTT
免疫に関連するたんぱくの量と関連します。TTTとZTTは、関連するたんぱくが異なるので どちらか一方が高い場合は、免疫たんぱくの異常を類推することが出来ます。 TTTではチモールを、ZTTでは硫化亜鉛を血清中に加えて血清中のたんぱく質の性質を調 べ、濁りや沈殿がどの程度できるかで肝臓のダメージの程度を推測します。 肝炎や肝硬変など、肝臓に異常があると両方高値になりますが、TTTのみが高値になる 場合は脂質異常症が、ZTTのみが高値を示す場合はIgG骨髄腫などが疑われます。
TTT測定値 0〜5 基準範囲 6以上 異常
ZTT測定値 0〜3 異常 4〜12 基準範囲 13以上 異常
この検査結果から疑われる病気 TTTが高値の場合 急性・慢性肝炎、肝硬変、脂質異常症 慢性感染症 ZTTが高値の場合 慢性肝炎、肝硬変、IgG骨隋腫
ZTTが低値の場合 悪性高血圧症、転移性がん、糖尿病
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