[ 2015/5/29 ]
甲状腺ホルモン検査
遊離サイロキシン(FT4)と、遊離トリヨードサイロニン(FT3)という2種類の甲状腺ホルモンの測定により、甲状腺に異常がないかを調べます。 甲状腺ホルモンには、エネルギーの代謝を調整し、細胞の新陳代謝を促進したり、心身の活動を活発にする働きがあります。多すぎても少なすぎても障害が現れてきます。 異常は20代から40代の女性に多くみられますが、自覚症状だけでは甲状腺の異常に気づきにくいため、検査が重要となります。 また、甲状腺刺激ホルモンが低下すると下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高くなり、甲状腺ホルモンが高くなるとTSHは低くなるので、TSHは低くなるので、TSHも併せて調べることがあります。 FT3測定値 2,4以下 異常 2,5〜4,5 基準範囲 4,6以上 異常
FT4測定値 0.6以下 異常 0,7〜1,7 基準範囲 1,8以上 異常
この検査結果から疑われる病気 高値の場合 甲状腺機能亢進症、亜急性・無痛性甲状腺炎 低値の場合 甲状腺機能低下症、肝硬変、低タンパク質血症
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