[ 2015/6/17 ]
ヘリコバクター・ピロリ検査
一般的にピロリ菌と呼ばれている検査である。ヘリコバクターピロリに感染しているかを調べます。 ピロリ菌に感染すると、それに抵抗するために体内で抗体が作られるため、血液に含まれる抗体の有無で感染を調べることが出来ます。抗体検査は、除菌後も陽性が続くので除菌の判定には適していません。 また、尿素を含んだ診断薬を服用し、服用前後の呼気(息)に含まれる二酸化炭素の比較する尿素呼気検査もあります。短時間に簡単に出来、検出率も高い検査です。 このほか、内視鏡により胃の粘膜の一部を採取して調べる方法もあります。 ピロリ菌への感染は慢性胃炎の原因となり、胃の粘膜の萎縮や発ガンに影響していると考えられています。また、特発性血小板減少性紫斑病、胃MALTリンパ腫にも関連しています。年齢にともなって感染率は上昇しますが、多くの人は症状がありません。
ヘリコプタ・ピロリ菌抗体検査 陰性(−) 基準範囲 陽性(+) 異常 この検査から疑われる状態 現在または過去のピロリ菌感染
尿素呼気検査判定 陰性(−) 基準範囲 陽性(+) 異常 この検査結果から疑われる状態 現在ピロリ菌に感染している
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