[ 2015/7/14 ]
がんが出来ると、健康なときには見られない特殊なたんぱく質や酵素、ホルモンなどが血液や尿中に異常に増えてきます。腫瘍マーカー検査は、これらの物質が血液や尿中にどのくらい含まれているかを調べ、がんの経過や再発の確認などを行う検査です。臓器特有のものとそうでないものとあるため、いくつかを組み合わせて行い診断の手がかりとします。 残念ながら、PSA以外の腫瘍マーカーによるがんの早期発見は困難です、腫瘍マーカーが高くないのでがんではない、または腫瘍マーカーが高いから、がんが必ずあるということではありません。がんの治療を受けて高かった腫瘍マーカーが下がったけれど再び上昇しという場合は再発の疑いがあります。
おもな腫瘍マーカーの対象となるがんと判定値 CEA 2,5ngml以下 2,6ngml以上 甲状腺がん、肺がん、胃がん、大腸がん、 すい臓がん、乳がん PSA 4,0ngml以下 4,1ngml以上 前立腺がん AFP 10ngml以下 11ngml以上 肝臓がん CA19-9 37Uml以下 38Uml以上 胃がん、大腸がん、すい臓がん、胆道がん SCC 1,5ngml以下 1,6ngml以上 肺がん、食道がん、子宮がん NSE 10ngml以下 11ngml以上 甲状腺がん、肺がん、 CA125 37Uml以下 38Uml以上 すい臓がん、胆道がん、子宮がん、卵巣がん
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