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腫瘍マーカー

がんが出来ると、健康なときには見られない特殊なたんぱく質や酵素、ホルモンなどが血液や尿中に異常に増えてきます。腫瘍マーカー検査は、これらの物質が血液や尿中にどのくらい含まれているかを調べ、がんの経過や再発の確認などを行う検査です。臓器特有のものとそうでないものとあるため、いくつかを組み合わせて行い診断の手がかりとします。

残念ながら、PSA以外の腫瘍マーカーによるがんの早期発見は困難です、腫瘍マーカーが高くないのでがんではない、または腫瘍マーカーが高いから、がんが必ずあるということではありません。がんの治療を受けて高かった腫瘍マーカーが下がったけれど再び上昇しという場合は再発の疑いがあります。

 

おもな腫瘍マーカーの対象となるがんと判定値

 CEA   2,5ngml以下 2,6ngml以上 甲状腺がん、肺がん、胃がん、大腸がん、  

                          すい臓がん、乳がん

 PSA   4,0ngml以下   4,1ngml以上   前立腺がん

 AFP  10ngml以下  11ngml以上    肝臓がん 

 CA19-9 37Uml以下  38Uml以上    胃がん、大腸がん、すい臓がん、胆道がん

 SCC   1,5ngml以下   1,6ngml以上   肺がん、食道がん、子宮がん

 NSE  10ngml以下   11ngml以上     甲状腺がん、肺がん、

 CA125  37Uml以下   38Uml以上  すい臓がん、胆道がん、子宮がん、卵巣がん