[ 2020/5/21 ]
新型コロナウイルス症状Ⅱ
1、味覚、嗅覚異常 物を食べているのに味がしない、食べ物の臭いが分かりにくいという症状は、鼻の奥にあり嗅覚を司る嗅細胞にコロナウイルスが感染することによって嗅細胞が障害を受けて出てくる症状です。これは、風邪の場合にも起こることがあり、一般にコロナウイルスのみが原因とは言えない場合もあります。又、自然に治ってしまう事もあるので、2週間自宅で安静にして経過を見ることが大切です。 2、頭痛 咳や喉の痛みなど上気道症状が目立つコロナウイルスですが、頭痛も症状の一つです。 新型コロナウイルスの典型的症状でない神経症状があり、これに頭痛があてはまります。初期症状として発熱や上気道の症状よりもまず頭痛が見られるという方もおられるということです。 3、発熱 発熱は、コロナウイルス感染症の一つであり、発熱からコロナウイルスにかかっているという事に気づかれるという方もあるのではないでしょうか? 5月初旬まで、新型コロナウイルス感染症に感染している受診タイミングとして厚生労働省は、 「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続く方」 を削除して 「息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱などの強い症状の いずれかある場合」 「重症化しやすい方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある 場合」 「上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い症状が続く場合」 としています。 4、筋肉痛、疲労感 筋肉痛、疲労感はそれ単体で見られるというよりは、発熱とセットで見 られることが殆どです。 身体が意思に反して筋肉運動を行う為、筋肉痛や関節の痛み、疲労感が 起こると考えられます。 5、咳、息切れ、呼吸困難感 咳や息切れ、呼吸困難は新型コロナウイルスの代表的な症状であると言 えます。呼吸器に症状をきたすウイルスです。 咳が長く続く、少し動いただけで息が切れる呼吸がしにくい 息苦しいといった症状が出現するのが特徴です。 特に喫煙者など元々呼吸器の機能が弱い方では、この症状は特にご注意 して頂きたいです。 |