[ 2020/5/30 ]
気になる症状がある時に気を付ける事
昨年12 月に中国の武漢に端を発した新型コロナウイルス感染症は、国内でも指定感染症とされ、水際対策を始め様々な対策が取られていますが、徐々に感染者数が拡大しています。 1.新型コロナウイルスの感染のしかたと感染力 新型コロナウイルスの感染には、咳やくしゃみなどによる飛沫感染とウイルスが付着したドアノブ、電車などのつり革に触ることによる接触感染があります。新型コロナウイルスの感染力は、現時点ではインフルエンザと同じ位と言われています。 2.毎日の生活で気を付けること 石鹸やアルコール消毒薬などでこまめに手洗いをしてください。 咳やくしゃみをするときは、マスク、ハンカチ、タオルなどで口や鼻をおさえる『咳エチケット』を守りましょう。人混みでは特に注意しましょう。 3.新型コロナウイルス感染症の診断と治療 診断は、PCR 検査によるウイルス遺伝子の有無で行われます。 治療は、現時点では特に有効な薬はなく対症療法が行われます。 強いだるさ、息苦しさ、風邪の症状や37.5 度以上の発熱が4 日以上続く場合は感染が疑われます。その際には、お近くの保健所に設置されている「帰国者・接触者相談センター」に相談してください。新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、センターから受診する医療機関についての案内があります。 4.重症化する方の傾向 現時点では、明らかではありません。しかし、高齢者や糖尿病、高血圧、ぜん息などの持病のある方は重症化する傾向があります。 5.妊婦の方の注意点 一般的に妊娠中は、通常の肺炎では重症化する可能性が指摘されていますが、今回の新型コロナウイルス感染症では現時点においてそのような報告はありません。ただし、石鹸やアルコール消毒薬での手洗いを心がけてください。 6.廃棄物の取扱いとリネン・衣類などの洗濯 廃棄物の取扱い、リネン類・衣類などの洗濯は通常通りで良いことになっています。ただ、タオルなどは共用しないようにしましょう。 ○厚生労働省の電話相談窓口 電話番号 0120−565653(フリーダイヤル) 受付時間 9:00から 21:00まで インフルエンザ等の心配があるときには、念のためかかりつけ医等に電話などでご相談ください。 |