[ 2020/6/13 ]
T 病原体 臨床像
1、伝番様式 【感染経路】 飛沫感染が主体と考えられ、換気の悪い環境では、咳やくしゃみなどが無くても感染すると考えられる。又、接触感染もあると考えられる。 有症者が感染伝播の主体であるが、無症状病原体保有者からの感染リスクもある。 【潜伏期・感染可能期間】 潜伏期は1〜14日間であり、曝露から5日程度で発症する事が多い(WHO) 発症時から感染性が高い事は市中感染の原因となっており、SARSやMERSと異なる特徴である。 感染可能期間は、発症2日前から発症後7〜14日間程度(積極的疫学調査では隔離されるまで)と考えられる。 SARS−CoV-2は上気道で増殖していると考えられ、重症例ではウイルス量が多く、排泄期間も長い傾向にある。 発症から3〜4週間、病原体遺伝子が検出されることはまれでない。 なお、血液、尿、便から感染性のあるSARS−CoV-2を検出する事はまれである。 【季節性】 コロナウイルス感染症は一般に温帯では冬季に流行する。 COVID-19にも当てはまるか不明である。 |