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2,臨床像
多くの症例で発熱、呼吸器症状(咳嗽、咽頭通、鼻汁、鼻閉など)、頭痛、倦怠感などがみられる。下痢や嘔吐などの消化器症状の頻度は多くの報告で10%未満であり、SARSやMERSよりも少ないと考えられる。
初期症状は、インフルエンザや感冒に似ており、この時期にこれらとCOVID-19を区別することは困難である。嗅覚障害、味覚障害を訴える患者さんが多い事も分かってきた。
イタリアからの報告によると約3割の患者で嗅覚異常または味覚異常があり、特に若年者、女性に多い。
中国では発症から医療機関受診までの期間は約5日、入院までの期間は約7日と報告されており、症例によっては発症から1週間程度で重症化してくるものと考えられる。
更に重症化する事例では10日目以降に集中治療室に入室という経過をたどる傾向がある。

 発症から1週間程度
  かぜ症状、嗅覚味覚障害   80%  軽症のまま治療

 発症から1週間〜10日
  呼吸困難、咳・痰      20%   肺炎症状が悪化し入院
 
 発症から10日以降
  人工呼吸管理など      5%   集中治療室へ
                2〜3%  致命的 

 【重症化のリスク因子
   高齢者、基礎疾患(糖尿病・心不全・慢性呼吸器疾患・高血圧・がん)
   、喫煙歴のある患者では致死率が高い

 【合併症】
   若年患者であっても脳梗塞を起こした事例が報告されてあり、血栓症を
  合併する可能性が指摘されている。又、軽症患者として経過観察中に突然
  死を起こす事があり、これも血栓症との関連が示唆される。小児では、川
  崎病様の症状を呈する事例があることが欧米から報告されている。