[ 2020/9/13 ]
U 症例定義 診断 届出
1、 症例定義 当初は類似症定点医療機関による類似症サーベイランスを利用して、病原体診断 と届け出を行う体制であったが、2020年2月1日から指定感染症としての届出が開始された A, 患者 感染が疑われる患者のうち、SARS-CoV-2が検出された B, 無症状病原体保有者 症状を認めないが、SARS-CoV-2が検出された 濃厚接触者に病原体診断が行われた場合など C, 類似症患者 感染が疑われる患者のうち、臨床的に蓋然性が高い 濃厚接触者に典型的な臨床像を認め、病原体診断に時間が かかる場合など D、感染症死亡者 COVID-19で死亡した。あるいはそれが疑われる 原因不明の肺炎で死亡した場合など 疑い患者の要件 患者が次のア〜オまでのいずれかに該当し、かつ、他の感染症又は他の原因による事が明らかでなく、新型コロナウイルス感染症を疑う場合、これを鑑別診断に入れる ア、 発熱または呼吸器症状(軽症の場合を含む)を呈する者であって、新型 コロナウイルス感染症であることが確定したものと濃厚接触歴がある もの イ、 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に新型コロナ ウイルス感染症の流行が確認されている地域に渡航又は居住していたも の ウ、 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に新型コロナ ウイルス感染症の流行が確認されている地域に渡航又は居住していた ものと濃厚接触があるもの エ、 発熱、呼吸器症状その他感染症を疑わせるような症状のうち、医師が 一般に認められている医学的知見に基づき、集中治療その他これに準 ずるものが必要であり、かつ、直ちに特定の感染症と診断することがで きないと判断し、新型コロナウイルス感染症の識別を要したもの オ、 ア〜エまでに掲げる他、次のいずれかに該当し、医師が新型コロナウイ ルス感染症を疑うもの 1 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、入院を要する肺炎が疑われ る(特に高齢者又は基礎疾患があるものについては、積極的に考慮す る) 2 新型コロナウイルス感染症以外の一般的な呼吸器感染症の病原体検査 で陽性となった者であって、その治療への反応が乏しく症状が憎悪し た場合に、新型コロナウイルス感染症が疑われる 3 医師が総合的に判断した結果、しんがたコロナウイルス感染症を疑う |