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3 抗原検査

抗原検査は、ウイルスに感染した細胞が特異的に産生する抗原を検知し、診断に導く

検査であり、PCR検査とともに確定診断として用いることができる。

  抗原検査陽性 : 新型コロナウイルス感染症の確定診断

  抗原検査陰性: 医師がPCR検査を行うかどうか判断する


【抗原検査キットの特徴】

 酵素免疫反応を測定原理としたイムノクロマト法による、鼻咽頭ぬぐい液中に含まれるSARS−CoV-2の抗原を迅速かつ簡便に検出するものである。本キットは

、特別な検査機関を要さない。また、簡便かつ短時間(約30分間)で検査結果を得ることができ、本キットで陽性となった場合は、確定診断とすることができる。一方で、PCR法と比較して検出に一定以上のウイルス量が必要であることから、現時点では、無症状者に対する使用、無症状者に対するスクーリング検査目的の使用、陰性確認等を目的とした使用は、適切な検出性能を発揮できず、適さない。


【臨床試験】

(1) 国内臨床検体を用いた相関性

  国内臨床検体を用いたRT−PCR法との試験成績は、陰性一致率98%、陽性一致率37%であった。陽性検体についての陽性一致率を、RT−PCR法テスト試料中の換算RNAコピー数(推定値)に応じて比較すると、100コピー/テスト以上の検体に対して一致率83%、30コピー/テスト以上の検体に対して一致率50%であった。


(2) 行政検査検体を用いた試験

  行政検査検体を用いたRT-PCR法との試験成績は、陽性一致率66.7%、陰性一致率100%、全体一致率94%であった。陽性検体についての陽性一致率を、RT-PCR法テスト試料中の換算RNAコピー数(推定値)に応じて比較すると、1600コピー/テスト以上の検体に対して一致率93%、100コピー/テスト以上の検体に対して一致率83%であった。ただし、本検体群はRT−PCR法で用いた試料液(予めスワブがウイルス輸送液に浸されている)を使用したものである。