[ 2025/6/17 ]
お薬の相互作用例
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薬の相互作用とは、複数の薬を同時に服用したり、薬と食品などを併用した際に、薬の効果が変化することです。例えば、ある薬の効き目を強くしたり、弱めたり、あるいは新たな副作用を引き起こしたりすることがあります 具体的な相互作用例: 薬物相互作用: 鎮静作用の増強:睡眠補助薬と抗不安薬の併用で過剰な鎮静作用やめまいが起こることがあります. 薬物代謝酵素への影響:カルバマゼピンは、飲み始めに薬物代謝酵素の働きを阻害し、併用薬の血中濃度を上昇させたり、長期間服用すると酵素の働きを促進し、血中濃度を低下させたりします. 代謝経路の競合:バルプロ酸とラモトリギンを併用すると、ラモトリギンの代謝が阻害され、血中濃度が上昇することがあります. 抗てんかん薬の相互作用:ラモトリギン、ペランパネルなどは、カルバマゼピンやフェニトインと併用すると、血中濃度が低下することがあります. 抗凝固薬の相互作用:グルコサミンは、ワルファリンなどの抗凝固薬の効果を増強させ、出血のリスクを高める可能性があります. 鎮静薬の相互作用:アシュワガンダは、ベンゾジアゼピン系鎮静薬や抗不安薬の効果を増強させる可能性があります. |